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悩んでませんか?田舎の空き家を後悔なくスッキリと処分するコツ

あなたが親から相続した実家は、空き家になっていませんか?
「実家を相続したけど空き家のまま放置していて気がかりだ」そのような不安はあっても、あなたが都会に暮らし、遠方である田舎の実家が空き家になっている場合、なかなか管理できないですよね。

ですが、空き家は定期的に管理を行わないと、倒壊や近隣トラブルなどを引き起こすリスクが高まります。「空き家の管理は出来ない」「空き家の管理は正直負担だ」そのような方は、早めに空き家の処分を検討しましょう。

空き家を手放せば、管理の心配や手間がなくなり、税金や維持費などの負担からも解放され、年間で数万円〜数十万円の削減ができます。
さらに早めに売却することで、無駄に資産価値を減少せずに空き家を手放すことができます。

では、田舎で空き家となっている家や土地を処分するには、どのような方法があるのでしょうか?
本記事では、田舎にある空き家の処分方法や、処分前にするべきことなどを解説します。
気がかりだった田舎の空き家を手放し、安心で快適な生活を送りましょう。

【田舎の空き家を処分】売却 / 譲渡 / 放棄

空き家になった日本家屋。

田舎にある空き家の処分方法は「売却」「譲渡・寄付」「相続放棄」などが一般的です。
それぞれ詳しく解説します。

売却

空き家の売却は、不動産会社の「買取」「仲介」による売却、2つの方法があります。
どちらの売却方法も、空き家を売ることに違いはありません。ただ、売却スピードや手続きの面で異なる点が多々あります。

不動産の買取

空き家の売却における「買取」とは、不動産会社にあなたの所有する空き家を直接買い取ってもらうことです。
「買取」の場合は、不動産会社が直接購入するため手続きがのやりとりが少なく、査定から1か月以内での売却が可能です。
売れ残る心配がなく、空き家をスピーディーに現金化できる点が、「買取」のメリットといえます。
ただ、「買取」の場合、空き家の買取価格が一般の相場より低くなるので、少しでも高く売りたい人は「仲介」で売却しましょう。
 
「なかなか売れない土地を抱えている」「解体費用が捻出できない」といった場合、「買取」での空き家売却がおすすめです。
また、仲介売却と違い、空き家の買い手は不動産業者なので、「価格は気にせずとにかく早く空き家を手放したい」そのような人は「買取」を検討しましょう。

不動産の仲介売却

空き家の売却における「仲介」とは、不動産業者が間に入り、空き家の買主を探してくれることです。売り出し価格を業者の担当者と相談しながら決定できるので、あなたの希望金額に応じた値段設定が可能です。

ですが、仲介では買主を探すのに時間がかかったり、買い手が見つからないケースもあります。
また、リフォーム代や解体費用などの経費がかかることも多いので、売却価格と経費の収支がつりあうか調査しておきましょう。

譲渡・寄付

空き家の買い手が見つからないときは、譲渡・寄付で処分することを検討しましょう。

例えば、空き家の近隣住民に無償譲渡したり、法人や自治体に寄付したりする方法です。
ただし法人に寄付するときは、あなたが税金を支払わなければならない場合もあるので、注意してください。

また、自治体に空き家を寄付しようと思っても、受け付けていないところが多いです。
空き家の寄付を検討している人は、一度自治体窓口に問い合わせして、確認しておきましょう。

相続放棄

相続放棄をすれば、空き家の所有を回避できます。
ただし、日本の法律では、相続したくない財産のみを選んで放棄することはできません。
相続放棄するなら、すべての財産を放棄しなければならないので注意が必要です。

なお「相続土地国庫帰属法」という法律が令和5年4月27日に施行されます。

相続土地国庫帰属法とは

相続によって土地を取得した人が、土地の所有権を手放して国庫に帰属できる制度のこと。

この法律は「土地の管理が面倒だ」という空き家を所有する人々のニーズに応えるものです。
ただし国に承認されるためには、以下の厳しい条件があります。

国に承認されるための条件
  • 建物がない更地であること
  • 抵当権や土地使用権などが設定されていないこと

今後定められるルールにおいて具体化されることも多いため、相続土地国庫帰属法は、まだまだ明確でない部分がたくさんあります。
活用されていくかは未知数といえるでしょう。

田舎の空き家を処分する前にやること

空き家を処分する前にやるべきことリストとペンのイメージ画像。

田舎の空き家を処分する前にやるべきことは、一般的に以下のようなものが挙げられます。

田舎の空き家を処分する前にやること
  • すべての相続人に同意を得る
  • 処分方法を決める
  • 不用品の処分
  • 業者にハウスクリーニングを依頼

不用品の処分やハウスクリーニングを依頼しておけば、空き家を処分するとき不動産会社に好印象をもたれ、査定金額が変わってくる可能性があります。
詳しく見ていきましょう。

すべての相続人に同意を得る

相続人が複数いる場合、空き家の処分は慎重に行いましょう。
親族トラブルを避けるため、すべての相続人から同意を得るのが得策です。
あなたの所有する空き家に相続人が複数いる場合、「なぜ勝手に処分したのか」「処分するなんて聞いていない」など、大きなもめごとになる可能性があります。

一人ひとりから同意を集めるのは時間がかかることもありますので、空き家を処分する前に行っておくべきでしょう。

ただし遺産分割協議によってあなたが単独で所有者になったときは、単独で空き家を処分できますので、他の相続人の同意を得る必要はありません。

遺産分割協議とは

被相続人の財産について、相続が可能な人全員でどう分割するか話し合うこと。

処分方法を決める

空き家の処分方法は事前に決めておきましょう。
まずは、不動産会社が行う査定を利用して、空き家の市場価格を調べることが大切です。利益が出そうなときは「売却」で話を進めるのがよいでしょう。
空き家の修繕や解体費用のほうが多くかかったり、売れそうにない空き家は譲渡・寄付を検討してもいいかもしれません。

不用品の処分

空き家を売却する前に、不用品の処分を行いましょう。
買主に空き家を引き渡すまでに、建物の中を空っぽにしておくのがマナーです。それ以外にも、内見などで空き家の購入を希望する人に建物内を見てもらう機会もあるので、事前に空き家を整理しておくと売却する前に焦る心配がありません。

あなたが自分で不用品を処分すれば、業者に処分してもらう費用が抑えられ、大切なものを勝手に捨てられるトラブルを避けることができます。
しかし、「空き家が遠方にあって片付けに行けない」「大型家具を自分では動かせない」といった場合は、処分業者へ依頼したほうが、遠方から空き家へ移動する手間や時間を最小限に抑えられます。

業者にハウスクリーニングを依頼

業者のハウスクリーニングで空き家を清潔にしておきましょう。
空き家の売却後、買主に引き渡すまでに掃除をしておくのはマナーですし、購入を希望する人が内見に訪れたとき、建物内が清潔だと印象がよくなりますよね。

業者によるハウスクリーニングだと、エアコン内部や浴槽の裏など、普段はなかなか掃除が出来ない範囲まで徹底的に掃除してくれます。
また、高圧洗浄機や専用洗剤を使用し、業者独自のノウハウを使って落ちにくいところまで掃除をしてくれるでしょう。

クリーニング機材や専用洗剤を用意するだけでも手間やお金がかかるので、あなたが清掃する時間が無いときには、業者に依頼するのがおすすめです。

田舎の空き家:売れない3つの理由

草木に囲まれた古い空き家の写真。

田舎の空き家が売れない原因は、以下の3つが考えられます。

田舎の空き家が売れない原因
  • 人口が減少し、需要がない
  • 物件が古く、状態が悪い
  • 取り扱う不動産会社が少ない

順番に解説していきます。

人口が減少し、需要がない

田舎は、親と同居する人か、実家の建物を受け継いで住んでいる人が多いので、もともと中古物件に対する需要が少ない地域です。
それに加えて、現在の日本では少子高齢化社会で人口がどんどん減少しています。
その傾向は都会ではなく、田舎においてとくに目立つので、なおのこと住宅需要が大きく見込めません。

物件が古く、状態が悪い

相続で受け継いだ実家は築年数が経っているものが多く、状態が悪いこともしばしばです。日本の中古住宅の市場では、築年数の浅い物件が好まれる傾向にあります。

古い物件は建物の耐久性が低下し、設備も老朽化していることが多いので、住み始めてから修繕費がかさんでしまうことも多々あります。
買主は空き家の耐久性、老朽化、修繕費などを考慮して検討するので、古い空き家はあまり人気がないのです。

また費用面以外に、古い物件は1981年以降の「新耐震基準」を満たしていない可能性があります。

新耐震基準とは

建築物の設計において適用される、地震に耐えることのできる構造の基準。(1981年6月1日以降において適用されているものもの)

安全面の観点からも、田舎の古い空き家は売れにくい傾向にあります。

取り扱う不動産会社が少ない

田舎では、地元の不動産業者が都会に比べて少ないです。
そのため信頼できそうな業者になかなか巡り合えず、あなたにとって良い業者に出会えるまで時間がかかるかもしれません。

また不動産業者は営利企業なので、利益が高い物件に注力します。
そのため売買金額が少なく、仲介手数料をあまり得られない田舎物件の宣伝活動は、大々的に行わないかもしれません。
このような事情も、田舎の空き家が売れにくい要因の一つです。

【必見】田舎の空き家売却が得意な業者を選ぶ

築年数が経ち古びた家。

不動産業者にも、それぞれ得意・不得意があります。
仲介売却が得意な業者もあれば、一軒家の売却が得意な業者もあるのです。

そのため、あなたが所有する空き家の特徴を把握し、その特徴の空き家売却が得意な業者を選ぶとよいでしょう。
古い物件に強く、リノベーションの独自ノウハウがある業者なら、よりいっそう心強いです。

また、古い家は更地にして売り出したり、古家付の土地として売却したりする可能性もあるので、土地の売買に強い不動産業者を選ぶのも大切です。
そういった業者は土地を売り込む提案力に優れていますので、土地として売却するときには心強いでしょう。

まとめ

住んでいない田舎の空き家を所有し続けるのは、固定資産税が重くのしかかったり、近隣トラブルにつながったりと、さまざまなリスクが生じます。
「田舎にある空き家の管理は正直負担だ」「放置している空き家は気がかりだけど何もできない」そのような人は、空き家の処分を検討しましょう。
空き家を手放せば、管理の心配や手間がなくなり、税金や維持費などの負担からも解放されます。

ただ、空き家の処分をするときは、すべての相続人にしっかりと許可をとってから行いましょう。勝手に処分すると、親族トラブルになり、余計な負担が増えてしまいます。
相続の手続きや、遺産分割協議など、空き家に関するすべてのお悩みは、全国どこでも対応ができるクオーレ不動産にお任せください。空き家管理士や相続診断士など、信頼できるライセンスを持ったスタッフがすべての問題を解決します。

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