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空き家を維持管理に必要な方法や放置すると起こるトラブル

空き家の維持管理に必要な3つの方法や放置すると起こるトラブル5選

あなたが遠方に住んでいると、空き家の維持管理は難しいですよね。空き家の様子を頻繁に確認できるわけではないので、結果的に空き家を放置してしまうことが多いのではないでしょうか。

空き家を放置すると、経年劣化からの倒壊や火災、害虫や雑草の繁殖によるご近所トラブル、ゴミの不法投棄や空き巣の侵入など、さまざまなリスクが発生します。

本記事では、空き家の維持管理に必要な3つのポイントと放置することで起こる5つのトラブルを解説し、空き家の処分は買取がおすすめである理由もご紹介しました。
空き家の維持管理で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

空き家の維持管理に必要な3つの作業

屋根の上を業者の人が掃除している写真

空き家の維持管理には、主に3つの作業が必要です。

空き家を維持管理するために必要な作業
  • 定期的な換気
  • 水道を流す
  • 掃除をする

この3つの作業について、詳しく解説します。

定期的な換気:湿気が溜まるのを防ぐ

空き家は、湿気がたまるので必ず換気しましょう。
維持管理されない空き家は、ドアや窓が閉め切られるため、湿気が溜まりやすいです。

人が住んでいれば、玄関からの出入りや窓が開閉されることにより、屋内の空気と外気が循環します。
そのため、空気の入れ替わりが起こり、湿気を含んだ空気が溜まりにくく、カビや害虫の発生を防ぎやすいです。
しかし、空き家の場合は誰も住んでいないので、梅雨時期などはジメジメした空気を外に逃がせません。結果的に、どうしても湿気が溜まりがちです。

湿気がたまるとカビが繁殖する可能性が高く、気づいたらなかなか落とせない頑固なカビへ成長する場合があります。
特に、クローゼットや押し入れなどの湿気が溜まりやすい場所は、定期的な換気で空気を入れ替えましょう。

水道を流す:悪臭や破損を防止

空き家は、悪臭の予防や水道管の破損防止の対策として、定期的に水道水を流すことがおすすめです。
お風呂・洗面所・キッチンの排水管に設けられている封水トラップは、下水からのくる悪臭の逆流をブロックしています。
ところが、空き家を放置していると封水トラップの水分が蒸発し、悪臭の逆流をブロックする役目を果たせません。
そのため、悪臭が空き家の中に充満します。

水道水を流すことで、水道管の状態を確かめることが可能です。
蛇口をひねったときに赤茶色の水が流れた場合、水道管にサビが発生しているかもしれません。
サビが発生すると、水道管の劣化がどんどん進行し、破裂へ繋がります。
水道管の修理は思った以上に費用もかさむので、定期的に水を流して、破損する前に確認するようにしましょう。

掃除する:資産価値を保つ

空き家の資産価値を保つためには、定期的な掃除が必要です。
見た目が汚ければ、必然的に空き家の資産価値は下がります。

資産価値が下がると、いざ空き家を処分しようと思ってもなかなか売れず、空き家の売却がスムーズに進まないかもしれません。
特に、屋根や雨水の排水設備を手入れし、雨漏りしていないか確認しましょう。
定期的に掃除することで、破損する前に劣化に気づけるので、台風や地震の備えとしても有効です。

あなたの空き家に庭がある場合は、庭の掃除もしておきましょう。
庭が荒れ放題になると、手入れをしていない空き家と同様に資産価値が下がります。

空き家の維持管理には掃除や手入れを続ける必要があり、それには時間と費用も求められます。

空き家の維持管理が大変なら、空き家の売却を考えてみましょう。
クオーレ不動産では、空き家の無料査定を行っているほか、遺品整理から空き家の売却までトータルサポートしております。全国どこでも対応可能ですので、ぜひ一度お問合せください。

【トラブル5選】空き家の管理をしないと起こる問題

屋根に穴が開いた空き家

空き家の維持管理を放置することで想定されるトラブルは、以下の5つです。

空き家の管理をしないと起こるトラブル
  • 空き家の倒壊
  • 火災の発生
  • 害虫や雑草の繁殖
  • ゴミの不法投棄
  • 空き巣の浸入

5つのトラブルについて、どのような事態が考えられるのか、何を注意すれば良いのかを、具体的に解説します。

空き家の倒壊:人的被害につながる

空き家の維持管理で、最も倒壊の危険性が心配されるのは、外の環境にさらされる屋根です。
手入れや掃除が行き届かない空き家になれば、部分的な破損から台風や強風で屋根瓦が飛ばされ、人的被害を出す可能性もあります。

空き家の破損による被害は所有者の責任となるので、損害賠償の責任を負わなければならない可能性が高いです。
もちろん、保険でカバーできる部分はありますが、状況によって請求される中身も変わります。

例えば、倒壊で相手にケガを負わせた場合「被害者の治療費」「入院費」「通院費」「慰謝料」の支払いが発生します。場合によっては「仕事の休業補償」など、高額な費用を支払う必要もあるかもしれません。

空き家の倒壊をなるべく防げるように、定期的に維持管理をすることが大切です。
空き家倒壊のリスクついて、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【倒壊の責任は所有者】空き家の倒壊で起こる損害賠償の事例やリスクを紹介

火災の発生:賠償責任を負う可能性

タバコのポイ捨てが原因で、空き家に放置してあるゴミや雑草に引火すれば、火災が発生する可能性があります。
庭に雑草が生い茂る空き家から出火すれば、所有者には重大な過失が問われる可能性が高いです。
もちろん、出火が原因で近隣の家に被害が及べば、その責任も負うことになるでしょう。

遠方にいても空き家の様子を把握できるよう、日頃から近隣住民の方とコミュニケーションを取り、いつでも連絡できるような状態にしておくことがが大切です。
なかなか難しいかもしれませんが、近隣の方と良好なコミュニケーションを取っておけば、空き家の状態を定期的に把握できます。

近隣に住んでいる人も空き家に対して敏感になっている方もいらっしゃるので、遠慮なく声掛けなどをしてみましょう。

空き家に異変があったり、お隣さんに迷惑がかかりそうな場合など、事前に知らせてもらえるといざ修繕やメンテナンスをするときに、費用を抑えられる可能性があります。

害虫や雑草の繁殖:近隣トラブルに

空き家の庭を放置すれば、「草木の枝が伸びすぎて、隣家に浸食する」「生い茂った雑草に害虫が繁殖して、近隣の家へ侵入する」など、ご近所トラブルを招きます。

軒下や雑草の間にハチの巣ができて、気温の上昇と共にハチが飛び回れば周囲を危険な状況に巻き込んでしまうでしょう。
放置されたバケツやペットボトルにわずかな水があれば、そこで蚊の幼虫がふ化するかもしれません。

場所によっては、落ち葉がたまって排水溝をふさぎ、湿気や枯草を好むシロアリが発生する可能性もあります。
害虫や雑草の繁殖は、損害を与えないようご近所への配慮が必要です。

ゴミの不法投棄:近隣へ悪影響

人が住んでいない空き家は、ゴミを投げ入れられやすい環境です。
「誰もいないから文句を言われない」「ここに捨てても見つからないだろう」そう思われ不法投棄される可能性が高いでしょう。

勝手に投げ入れられたゴミが原因で悪臭が発生すると、近隣住民に迷惑をかけます。
近隣住民は勝手に空き家のゴミを片付けられないので、放置すればするほど「ここにゴミを捨てても良い」と解釈され、知らない間に第3者がゴミを持ち込むようになるでしょう。

近隣住民の方が悪臭に耐えられず自治体にクレームを入れれば、行政から「特定空き家」に指定される可能性が高くなります。

定期的に空き家に訪れ、落ちているゴミや落ち葉などは掃除するように心がけることが大切です。
なお、特定空き家に指定されてしまうと、固定資産税の優遇を廃止されてしまいます。

空き家放置のリスクについては以下の記事を参考にしてください。
空き家を放置すると罰金!?空き家放置のリスクと対策方法

空き巣の侵入:犯罪被害に発展

維持管理されない空き家は人が住んでいないので、空き巣にとっては侵入しやすい家です。
「誰にも見られないから盗んだ物を隠しておける」「人が住んでなくても金目の物が残されているかもしれない」と空き巣が考えれば、空き家はこれ以上にないターゲットになるでしょう。

定期的に郵便物を確認して庭の手入れをするだけでも、いい防犯対策になります。
空き巣に「この空き家は管理がされているから人の目に入る」と認識されやすく、空き巣に狙われにくくなるので、実践してみましょう。

しかし、あなたの空き家が遠方にあったり、忙しければなかなか管理が難しいはずです。そのようなときは、思い切って空き家を手放しましょう。

クオーレ不動産では、空き家に関するお悩みに寄り添い、無料査定から空き家の買取まで丁寧に対応します。空き家管理士が常駐しているため、空き家の売却に関する相談以外にも、柔軟に対応可能です。

空き家の維持は大変!買取がおすすめ

小さな空き家のイメージ画像。

空き家の維持管理が負担になるようであれば、不動産に買取を行ってもらいましょう。
買取がおすすめな理由は、大きく分けて2つあります。

不動産買取がおすすめな理由
  • 維持管理費を支払う必要がなくなる
  • 仲介売却より手間が少ない

それぞれ説明しているので、ぜひチェックしてください。

維持管理費を支払う必要がなくなる

空き家の維持管理には、ある程度の費用が求められます。
所有しているだけで固定資産税や各税金も必要ですが、不動産買取で手放せば、税金を支払わなくても良いので、その分の負担は確実になくなります。

掃除のための光熱費や庭掃除の費用、空き家の修繕費も発生しません。
各種費用の支払いが無くなる上、買取によって生まれた空き家の売却利益が手に入るので、手放すために必要な労力に見合う金額を得られます。

空き家の維持管理にかかる費用について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
空き家の維持管理にかかる費用はいくら?管理方法も解説!

仲介売却より手間が少ない

空き家の買取をおすすめするのは、仲介売却より手間なく手放せるからです。
不動産買取を選んだ場合、「短期間で売却できる」「仲介手数料が発生しない」「契約不適合責任が免責される」というメリットがあげられます。

仲介売却は、空き家の購入を希望する人を探さなければなりませんが、買取は業者と合意して契約すれば簡単に売却可能です。
直接的な業者との取引なので、仲介手数料もありません。

「契約不適合責任」とは、空き家を購入した人に与えられる権利です。
購入した空き家に修繕箇所などが見つかれば、「損害倍書」や「契約解除」が認められ、それを空き家の売却した人に請求できます。
仲介売却は個人間の売買契約となりその責任を負いますが、買取は業者との契約なので契約不適合責任を負いません。

まとめ

空き家の維持管理には、「定期的な換気」「水道からの流水」「掃除」が欠かせません。
放置すれば、空き家の倒壊や火災の発生など、さまざまなリスクが考えられます。
空き家の維持管理が負担なら、不動産買取を検討してみましょう。

クオーレ不動産は、全国どこでも対応可能です。
空き家の無料査定も行っており、遺品整理から売却までトータルサポートしています。
「うちの空き家はどうだろう」「買取してもらおうかな」そのような方は、クオーレ不動産までお問い合わせください。

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